ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

アルツハイマー病のラットモデルにおける塩化アルミニウムが誘発する神経毒性は、抗酸化遺伝子・APP遺伝子・miRNA-101を介して、ケルセチンを担持した超常磁性酸化鉄ナノ粒子が保護する

Quercetin-Conjugated Superparamagnetic Iron Oxide Nanoparticles Protect AlCl3-Induced Neurotoxicity in a Rat Model of Alzheimer’s Disease via Antioxidant Genes, APP Gene, and miRNA-101

要旨:
塩化アルミニウムで惹起したアルツハイマー病モデルマウスを用いる、ケルセチンを担持した超常磁性酸化鉄ナノ粒子の薬効評価。同薬剤の投与は、モリスの水迷路および受動回避試験にて、学習および記憶障害はコントロール群に近づくまで改善された。また、塩化アルミがもたらしたAPP遺伝子発現の増大と、mir101遺伝子発現の減少(いずれもアルツハイマー病の進行に深く関与する)は、同薬剤の投与で改善された。