ケルセチンを送達するナノ製剤の最近の進歩
Recent Advances in Nanoformulations for Quercetin Delivery
- 著作名:
- Ekaterina-Michaela Tomou
- Paraskevi Papakyriakopoulou
- Elmina-Marina Saitani
- Georgia Valsami
- Natassa Pippa
- Helen Skaltsa
- 出典:
- Pharmaceutics
- 2023
- 15
- 1656
- DOI:
- 10.3390/pharmaceutics15061656
- 要旨:
- ケルセチンのバイオアベイラビリティを改善すべく、活発に研究されているナノ製剤化をまとめた総説。まず、登場するカテゴリー毎の長所・短所を一覧表にまとめて全体のオーバービューとした。本論では、1) ポリマーを基盤とするナノ製剤、2) 脂質を基盤とするナノ製剤、3) 界面活性剤を基盤とするナノ製剤、4) シクロデキストリンを基盤とするナノ製剤、5) 無機化合物を基盤とするナノ製剤の5カテゴリーに章分けして論文を整理した。1)~3)は、以下の通りに細分化としている。1): ミセル・ナノ粒子・ヒドロゲル・ポリマーソーム。2): リポソーム・固体脂質ナノ粒子およびナノ構造脂質キャリア。3): ニオソーム・ナノ乳濁液。