ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ハンチントン病の線虫(Caenorhabditis elegans)モデルにおける、銅と亜鉛の単独および併用の毒性とルチンによる保護効果

Toxicity of Copper and Zinc alone and in combination in Caenorhabditis elegans model of Huntington's disease and protective effects of rutin

要旨:
ハンチントン病のモデル線虫(Caenorhabditis elegans)に、銅と亜鉛を単独および併用で長期間投与すると、身体パラメータと運動機能に変化をもたらし、グルタミンの繰返し構造を持つ変異蛋白質を筋肉やニューロンに増加させ、神経変性を引起した。予めルチンを投与すると、この様な異常は起こらなかった。ルチンの働きとして、抗酸化作用とキレーションによる銅と亜鉛の除去が挙げられる。