ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

アルミニウムがラットの脳内にもたらす神経伝達物質と金属元素のアンバランスは、ルチン・プエラリン・シリマリンが調節する

Rutin, Puerarin and Silymarin Regulated Aluminum-Induced Imbalance of Neurotransmitters and Metal Elements in Brain of Rats

著作名:
Jiasi Yu
Yun Ding
Dan Wu
Ping Liu
出典:
Biological Trace Element Research
2024
202
548–557
DOI:
10.1007/s12011-023-03682-4
キーワード:
ラット
塩化アルミニウム
ルチン
プエラリン
シリマリン
神経伝達物質
金属元素
動物実験
要旨:
ラットに塩化アルミニウム281.4 mg/kgを4週間投与した後、ルチン・プエラリン・シリマリンをそれぞれ投与した。その結果、脳内のマグネシウム・鉄・亜鉛の濃度が上昇した。3種のフラボノイドはいずれも、脳内のアミノ酸神経伝達物質を恒常性を調節して、モノアミン神経伝達物質のレベルを正常化した。作用機序として、フラボノイドのキレーションによるアルミニウムの除去が示唆された。