ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンとパクリタキセルを共封入した、葉酸-ゼラチン-プルロニックP123ナノゲルによる、化学療法の相乗効果

Potential from synergistic effect of quercetin and paclitaxel co-encapsulated in the targeted folic–gelatin–pluronic P123 nanogels for chemotherapy

要旨:
ケルセチンとパクリタキセルを癌細胞に同時送達すべく、葉酸-ゼラチン-プルロニックP123ナノゲルに共封入した。得られたナノゲル製剤は、ヒト由来乳癌細胞株MCF-7および子宮頸癌細胞株HeLaに対して、ケルセチンやパクリタキセルを単独封入したナノゲルに比べて、より強い細胞毒性を示した。従って、ナノゲルへの共封入で相乗効果を実現した。MCF-7を移植したマウスモデルに共封入ナノゲルを投与すると、腫瘍組織を94.20±5.90%縮小した。