ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ダサチニブとケルセチンの老化細胞除去剤による治療は、高齢マウスの全体的なインフルエンザ反応を改善しない

Senolytic Treatment with Dasatinib and Quercetin Does Not Improve Overall Influenza Responses in Aged Mice

要旨:
老化がインフルエンザにおける有害事象の主要なリスク要因であることに着目して、予め老化細胞除去剤(ダサチニブとケルセチンとの組合せ)を投与した老齢マウス(18~20月齢)に、インフルエンザウィルスを感染させた。体重減少・ウィルス量・T細胞CD8の浸潤・抗体の産出・メモリーT細胞の発達を評価したが、いずれの項目も、老化細胞除去剤の前投与による改善効果を認めなかった。