イソケルセチンの神経保護効果: in vitroおよびin vivo研究
Neuroprotective Effects of Isoquercetin: An In Vitro And In Vivo Study
- 出典:
- Cell Journal
- 2021
- 23
- 355-365
- DOI:
- 10.22074/cellj.2021.7116
- 要旨:
- Vitro: リポ多糖で惹起したPC-12細胞の酸化ストレスをイソケルセチンが軽減した。イソケルセチンを投与すると、リポ多糖が発生した活性酸素種と一酸化窒素を減少し、抗酸化物質の減少を正常化した。またイソケルセチンは、炎症誘導性サイトカインの発現を下方調節した。Vivo: コルヒチンで惹起したアルツハイマー病のモデルラットにイソケルセチンを投与すると、モリスの水迷路にて顕著な改善を認めた。イソケルセチンはアミロイドβを減少し、脳由来神経栄養因子(BDNF)の産出を促進した。