ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

口腔癌においてケルセチンはmiR-16/HOXA10軸を調節して、癌細胞の生存・遊走・浸潤を阻害する

Quercetin inhibits cell viability, migration and invasion by regulating miR-16/HOXA10 axis in oral cancer

著作名:
Junfang Zhao
Zheng Fang
Zhian Zha
Qiang Sun
Haibin Wang
Minglei Sun
Bin Qiao
出典:
European Journal of Pharmacology
2019
847
11-18
DOI:
10.1016/j.ejphar.2019.01.006
キーワード:
口腔癌
ケルセチン
生存率
遊走
浸潤
MMP-9
MMP-2
miR-16
HOXA10
要旨:
口腔癌細胞にケルセチンを作用すると、生存率が減少し、遊走と浸潤を抑制し、細胞内のMMP-9とMMP-2が減少した。ケルセチンはmiR-16の発現を上昇したが、口腔癌細胞にmiR-16を過剰発現するとケルセチンと同様に、遊走と浸潤の阻害とMMP-9および2の減少を認めた。HOXA10を修復すると、miR-16の効果が打消され、HOXA10がmiR-16の標的であることを示唆した。