ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンは副甲状腺ホルモン受容体1を阻害して、転移性骨肉腫細胞の増殖と転移を抑制する

Quercetin suppresses the proliferation and metastasis of metastatic osteosarcoma cells by inhibiting parathyroid hormone receptor 1

著作名:
Shenglong Li
Yi Pei
Wei Wang
Fei Liu
Ke Zheng
Xiaojing Zhang
出典:
Biomedicine & Pharmacotherapy
2019
114
108839
DOI:
10.1016/j.biopha.2019.108839
キーワード:
骨肉腫
U2OS
Saos-2
ケルセチン
副甲状腺ホルモン受容体1
要旨:
ケルセチンは、ヒト由来骨肉腫細胞株U2OSおよびSaos-2の生存を濃度依存的に阻害した。ケルセチンの高濃度領域では、細胞の接着・浸潤・遊走も減少した。ケルセチンは、副甲状腺ホルモン受容体1(PTHR1)の発現を、mRNAと蛋白質の両方のレベルで低下した。PTHR1をノックダウンした細胞では、ケルセチンの抑制効果を増強した。