ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンとレスベラトロールの単独および混合物における、細胞内の酸化還元

Intracellular Redox Behavior of Quercetin and Resveratrol Singly and in Mixtures

要旨:
子宮頸癌細胞株HeLaに、ケルセチンおよびレスベラトロールを単独で作用すると、ケルセチンが有意な抗酸化作用を示した。等モルで両者を混合すると、全ての濃度で拮抗作用を認めた。過酸化水素が存在する酸化ストレス下では異なる挙動となり、ケルセチン単独は抗酸化作用を示し、レスベラトロール単独は酸化促進作用を示した。5 μMでの混合は相加効果を示し、25および50 μMでの混合は相乗効果を認めた。