ケルセチン-3-グルクロン酸抱合体による肺損傷の阻害
The inhibitory effect of quercetin-3-glucuronide on pulmonary injury in vitro and in vivo
- 出典:
- Journal of Food and Drug Analysis
- 2023
- 31
- 254-277
- DOI:
- 10.38212/2224-6614.3453
- 要旨:
- Vitro: リポ多糖で刺激したヒト由来肺線維芽細胞MRC-5にケルセチン-3-グルクロン酸抱合体を添加すると、生存率が回復し、活性酸素種を減少した。リポ多糖はNLRP3インフラマソームを活性化してパイロトーシスを誘導したが、ケルセチン-3-グルクロン酸抱合体が軽減した。Vivo: リポ多糖とエラスターゼで惹起した肺損傷のモデルマウスにケルセチン-3-グルクロン酸抱合体を投与すると、肺のむくみを有意に軽減した。