没食子酸とケルセチンとを共担持したナノリポソーム製剤で癌治療を強化する
Formulating co-loaded nanoliposomes with gallic acid and quercetin for enhanced cancer therapy
- 著作名:
- Ali Al-Samydai
- Moath Al Qaraleh
- Khaldun M. Al Azzam
- Amal Mayyas
- Hamdi Nsairat
- Maha N. Abu Hajleh
- Lidia K. Al-Halaseh
- Nehaya Al-Karablieh
- Amal Akour
- Fatima Alshaik
- Walhan Alshaer
- 出典:
- Heliyon
- 2023
- 9
- e17267
- DOI:
- 10.1016/j.heliyon.2023.e17267
- 要旨:
- フリーの没食子酸、没食子酸を担持したナノリポソーム、フリーのケルセチン、ケルセチンを担持したナノリポソーム、フリーの没食子酸とフリーのケルセチンの混合物、没食子酸とケルセチンを共担持したナノリポソームの抗癌活性を比較した。ヒト由来乳癌細胞株MCF-7のIC50値は、フリーの没食子酸と没食子酸ナノリポソームが最も強く3.0 μg/mLであり、ケルセチンナノリポソームは>200 μg/mLで最も弱かった。ヒト由来結腸直腸腺癌株HT-29のIC50値は、フリーのケルセチンが最も強く25 μg/mLであり、没食子酸ナノリポソームとケルセチンナノリポソームは>200 μg/mLで最も弱かった。ヒト由来肺癌株A549のIC50値は、共担持したナノリポソームが最も強く3.0 μg/mLであり、フリーのケルセチンは80 μg/mLで最も弱かった。