ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

カプサイシンとケルセチンは、ラットの早発卵巣不全を相乗的に改善する

Synergistic Effects of Capsaicin and Quercetin Improved Induced Premature Ovarian Failure in Rat

要旨:
シクロホスファミドで惹起した早発卵巣不全のモデルラットに、カプサイシン(0.5 mg/kg/day)、ケルセチン(100 mg/kg/day)、両者の組合せをそれぞれ投与した。いずれも血中の総抗酸化能・エストロゲン・プロゲステロン・抗ミュラー管ホルモンが大幅に増加し、卵胞数も改善して、卵巣機能の回復を示唆した。卵巣組織においては、Bcl-2の発現は上方調節され、Baxおよびp53の発現は下方調節されて、アポトーシスを抑制した。