ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

Solanum xanthocarpumに含まれるソラソジン・ルペオール・ケルセチンの、口腔細菌Porphyromonas gingivalisのRgpB蛋白質に対する効果: 分子ドッキングおよび動力学シミュレーション

Bioactive Efficacy of Identified Phytochemicals Solasodine, Lupeol and Quercetin from Solanum xanthocarpum against the RgpB Protein of Porphyromonas gingivalis—A Molecular Docking and Simulation Analysis

要旨:
ナス科の植物Solanum xanthocarpumがインドの伝統医療にて歯周疾患の治療と予防に用いられている事実に着目して、その有効成分を解明した。Solanum xanthocarpum抽出物のGC-MSで同定した各成分を、RgpB蛋白質(歯周疾患の原因となる口腔細菌porphyromonas gingivalisの主要プロテアーゼ)との親和性を分子ドッキングで予測した。その結果、ルペオールの結合エネルギーが-263.88 kcal/molで最も強く、次いでソラソジンの-102.46 kcal/mol、ケルセチンの+33.68 kcal/molであった。