ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ドキソルビシンの乳癌感受性における、ワサビノキ(Moringa oleifera, Lam)由来の活性代謝物の可能性

The potential of the metabolites active from Moringa leaves (Moringa oleifera, Lam) on sensitivity of doxorubicin towards breast cancer: in silico studies

著作名:
Frengki Frengki
Kms M. Amin Alqadri
Siti Aisyah
Hennivanda Hennivanda
出典:
Jurnal Natural
2023
23
122-130
DOI:
10.24815/jn.v23i2.31142
キーワード:
ワサビノキ
NF-κB受容体
分子ドッキング
イソケルセチン
要旨:
乳癌の治療におけるドキソルビシンの副作用を低減すべく、ワサビノキ(Moringa oleifera, Lam)由来のフラボノイドを対象に、NF-κB受容体と親和性のある化合物を分子ドッキングで探索した。その結果、ケルセチン-3-グルコシド(イソケルセチン)が-14.23 kcal/molの、最も安定した錯体形成を示唆した。従って、イソケルセチンには、NF-κB受容体に対するドキソルビシンの親和性を低下して、副作用を軽減する可能性がある。