肥満ラットの脂肪組織における、モモイロノウゼンのエタノール抽出物・ケルセチン・抗肥満薬の抗炎症効果
Anti-Inflammatory Effect of Ethanolic Extract from Tabebuia rosea (Bertol.) DC., Quercetin, and Anti-Obesity Drugs in Adipose Tissue in Wistar Rats with Diet-Induced Obesity
- 著作名:
- Alejandro Barrios-Nolasco
- Aarón Domínguez-López
- Angel Miliar-García
- Jorge Cornejo-Garrido
- María Eugenia Jaramillo-Flores
- 出典:
- Molecules
- 2023
- 28
- 3801
- DOI:
- 10.3390/molecules28093801
- 要旨:
- 高脂肪食で惹起した肥満ラットに、モモイロノウゼン(桃色凌霄、Tabebuia rosea)樹皮のエタノール抽出物、ケルセチン、抗肥満薬オルリスタット、抗肥満薬フェンテルミンをそれぞれ投与した。その後、精巣の脂肪組織から炎症マーカーのmRNAを抽出して、その発現状況を比較した。モモイロノウゼン群およびケルセチン群は、炎症誘導性サイトカイン(Il6・Il1b・Il18・Lep・Hif1a・Nfkb1)の発現を低減し、かつ、サイトカインシグナル抑制物質の発現には影響を与えなかった。よって、モモイロノウゼンとケルセチンは、肥満に伴う脂肪組織の炎症を抑制した。