ケルセチンは高脂肪食の摂取に伴うマウスのインスリン抵抗性を改善して、腸内細菌叢を回復する
Quercetin Ameliorates Insulin Resistance and Restores Gut Microbiome in Mice on High-Fat Diets
- 著作名:
- Yuqing Tan
- Christina C. Tam
- Matt Rolston
- Priscila Alves
- Ling Chen
- Shi Meng
- Hui Hong
- Sam K. C. Chang
- Wallace Yokoyama
- 出典:
- Antioxidants
- 2021
- 10
- 1251
- DOI:
- 10.3390/antiox10081251
- 要旨:
- マウスに高脂肪食のみ与えた時と、0.05%のケルセチンを添加した高脂肪食を与えた場合とを比較した。6週間後のケルセチン群は、体重・肝重量・脂肪組織のいずれも増加が抑えられ、肝脂肪と血糖値は減少した。糖尿病関連の血中バイオマーカー(インスリン・レプチン・グルカゴン)の改善も認めた。便中においては、firmicutes/bacteroidetes比を改善し、ムチンを分解する偏性嫌気性菌Akkermansiaを増やした。