ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ラットモデルにおけるケルセチンの骨治癒効果

The effect of quercetin on bone healing in an experimental rat model

要旨:
開放性骨折(骨折の際に皮膚を貫通して骨が外に出る状態)のラットに、ケルセチンを投与した。放射線検査の結果、2週目までにケルセチン投与群と対照群との間には差がなかった(P=0.247)が、4週目には有意差を認めた(P=0.012)。組織病理学検査も同様に、4週目にケルセチン群の有意差を認めた(P=0.091)。ケルセチンは、酸化ストレスと酸性ホスファターゼを減少し、総抗酸化能を上昇した。