ラットモデルにおけるケルセチンの骨治癒効果
The effect of quercetin on bone healing in an experimental rat model
- 出典:
- Joint Diseases and Related Surgery
- 2023
- 34
- 365-373
- DOI:
- 10.52312/jdrs.2023.870
- 要旨:
- 開放性骨折(骨折の際に皮膚を貫通して骨が外に出る状態)のラットに、ケルセチンを投与した。放射線検査の結果、2週目までにケルセチン投与群と対照群との間には差がなかった(P=0.247)が、4週目には有意差を認めた(P=0.012)。組織病理学検査も同様に、4週目にケルセチン群の有意差を認めた(P=0.091)。ケルセチンは、酸化ストレスと酸性ホスファターゼを減少し、総抗酸化能を上昇した。