ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)に曝露したラット心筋の構造的および分子的な変化は、HSP70とSERCA2を調節してケルセチンが緩和する

Structural and molecular changes in the rat myocardium following perfluorooctane sulfonate (PFOS) exposure are mitigated by quercetin via modulating HSP 70 and SERCA 2

要旨:
ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)を投与したラットは、心筋組織の線維化が進行し、コネキシン43が顕著に低下し、熱ショック蛋白質70(HSP70)が上昇した。PFOSはまた、心筋組織にカタラーゼ・SOD・Bcl-2・SERCA2の低下と、マロンジアルデヒド・IL-1β・IL-6・TNF-α・p53・Bax・カスパーゼ-3の上昇をもたらして、酸化ストレス・炎症・アポトーシスを誘発した。しかし、ケルセチンの同時投与は、この様な異常を改善して、心筋保護作用を示した。