ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンの経口バイオアベイラビリティと抗菌活性を高める、カフェ酸グラフトキトサン共重合体による自己集合ミセル

Preparation of caffeic acid grafted chitosan self-assembled micelles to enhance oral bioavailability and antibacterial activity of quercetin

要旨:
カフェ酸グラフトキトサン共重合体の自己組織化ミセル内に、ケルセチンを封じ込めて、新規製剤を設計した。粒径は375.6±5.9 nmで、ケルセチンの封入効率は72.09%であった。ブロイラーを用いる薬物動態試験にて、経口バイオアベイラビリティはフリーのケルセチンの1.67倍に向上した。また、大腸菌の最小発育阻止濃度は、フリーのケルセチンの約半分となった。