ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

マンゴ葉抽出物(Zynamite®)とケルセチンとの組合せは、ヒトの骨格筋において運動模倣特性を有する

A Mango Leaf Extract (Zynamite®) Combined with Quercetin Has Exercise-Mimetic Properties in Human Skeletal Muscle

要旨:
22.2±2.1歳の男性被験者25名を、サプリ介入群8名と対照群17名とにランダムに分けた。サプリ介入群は、マンゴ葉抽出物140 mgとケルセチン140 mgの組合せを、1日3回(8時間毎)、2日間摂取した。疲労困憊するまで段階的な運動を行った後、片脚を縛って循環を60秒間閉塞し、解放後に30秒間走り、同じ脚の循環閉塞を90秒間行った。外側広筋の採取は、運動前のベースライン・前半の片脚閉塞20秒時点・後半の片脚閉塞10秒時点・一連の運動終了後90秒時点・同30分時点の計5回、両脚で行った。生体サンプルを分析した結果、サプリ介入群は対照群と比べて顕著に、CaMKIIδ(P=0.007)およびGSK3β(P=0.005)の発現が増加した。結論として、マンゴ葉抽出物とケルセチンの組合せは、安静時骨格筋の筋肉シグナル伝達変化を誘発した。