レスベラトロール・ケルセチン・クロロゲン酸の抗酸化作用の最適化デザイン: 機能性茶への応用
Conceptual functional-by-design optimisation of the antioxidant capacity of trans-resveratrol, quercetin, and chlorogenic acid: application in a functional tea
- 出典:
- Food Chemistry
- 2023
- 428
- 136764
- DOI:
- 10.1016/j.foodchem.2023.136764
- 要旨:
- 抗酸化作用を最大化すべく、レスベラトロール・ケルセチン・クロロゲン酸の組合せを検討した。その結果、レスベラトロール73%とケルセチン27%の組合せにて、ラジカル消去作用を最大にした。この組合せは、マウス由来線維芽細胞L929のHO-1・SOD・カタラーゼを上昇し、過酸化水素で刺激した同細胞内の活性酸素種を減少した。組合せを100 mg/Lでカモミール茶(ハーブ茶)に添加すると、無添加時と比べて、ラジカル消去作用(59%)・総フェノール含量(57%)・鉄還元力(41%)・ヒト血漿の酸化ストレスからの保護(67%)の向上を認めた。