ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンとフェルラ酸はin vivoおよびin silicoでエストロゲン活性を誘発する

Quercetin and Ferulic Acid Elicit Estrogenic Activities In Vivo and In Silico

要旨:
ケルセチンもしくはフェルラ酸を28週間ラットに投与した結果、腎毒性または肝毒性の兆候はなく、亜急性毒性はないと判断した。ケルセチンとフェルラ酸は血中のエストラジオールを8.7~22.5%増加したが、ポジコンで用いたクロミフェンの効果には及ばなかった(64.2%)。分子ドッキングの結果、エストロゲンのα活性部への親和性は、ケルセチンが−10.444 kcal/molで、フェルラ酸は−6.377 kcal/molであった。