ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンがPIK3CG・IGF1R・MET遺伝子発現を阻害して肝癌を治療するメカニズムを、ネットワーク薬理学で明らかにする

Network Pharmacology Approach Reveals Potential Mechanisms of Quercetin in Treating Liver Cancer Through Inhibition of PIK3CG, IGF1R, and MET Gene Expression

要旨:
ネットワーク薬理学にて、ケルセチンの肝癌に対する標的遺伝子を特定した。各種データベースからケルセチンの標的遺伝子187種を取得し、その中の42種が肝癌と共通していた。蛋白質間相互作用のネットワークを構築し、京都遺伝子ゲノム百科事典(Kyoto Encyclopedia of Genes and Genomes, KEGG)および遺伝子オントロジー解析の結果、コアとなる5種の標的遺伝子(PIK3CG・IGF1R・MET・TOP1・ACHE)を特定した。