ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケンフェロールとイソラムネチンは、リポ多糖がマウスに誘発した不安とうつ病様行動を軽減する

Kaempferol and Isorhamnetin alleviate Lipopolysaccharide-Induced Anxiety and Depression-Like Behavioral in Balb/C Mice Flavonoids may reverse emotional disorders

著作名:
M. Ekici
H. Güngör
D. G. Mert
出典:
Journal of the Hellenic Veterinary Medical Society
2023
74
5753–5764
DOI:
10.12681/jhvms.30232
キーワード:
マウス
不安
うつ
ケンフェロール
イソラムネチン
抗酸化作用
抗炎症作用
脳由来神経栄養因子
動物実験
要旨:
リポ多糖で惹起した不安およびうつのモデルマウスに、ケンフェロールとイソラムネチンをそれぞれ投与した。両フラボノイドとも、オープンフィールド試験・明暗箱試験・高架式十字迷路試験のスコアを改善して不安感を軽減し、強制水泳試験および尾懸垂試験のスコアを改善してうつを軽減した。両フラボノイドとも皮質と海馬にて、活性酸素種・マロンジアルデヒド・TNF-α・IL-1β・IL-6を低減し、総抗酸化能と脳由来神経栄養因子(BDNF)は増大した。