ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンは肝星細胞の活性化を阻害し、TGF-β1/SmadsおよびPI3K/Akt経路を介したオートファジーを減少して、肝線維症を予防する

Quercetin prevents hepatic fibrosis by inhibiting hepatic stellate cell activation and reducing autophagy via the TGF-β1/Smads and PI3K/Akt pathways

要旨:
胆管結紮もしくは四塩化炭素で惹した肝硬変のモデルラットに、ケルセチンを投与した。その結果、胆管結紮や四塩化炭素がもたらした肝線維症は、ケルセチンが軽減した。ケルセチンはTGF-β1/Smads経路を活性化し、PI3K/Aktは抑制して肝損傷を軽減した。ケルセチンはまた、肝線維症に起因するオートファジーを抑制し、肝星細胞の活性化を予防した。