ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

メナモミ(Siegesbeckia pubescens Makino)の地上部から単離したケルセチン類縁体の細菌ノイラミニダーゼに対する阻害作用

Inhibitory Potential of Quercetin Derivatives Isolated from the Aerial Parts of Siegesbeckia pubescens Makino against Bacterial Neuraminidase

要旨:
メナモミ(Siegesbeckia pubescens Makino)の地上部から、O-メチル化されたケルセチン類縁体4種を単離した。これらの構造は、NMRスペクトルで確認した。細菌ノイラミニダーゼに対するIC50値は、3-O-メチル体が14.0 μMで最も強く、次いで3,4'-di-O-メチル体および3,7-di-O-メチル体が24.3および25.8 μMであり、3,7,4'-tri-O-メチル体は最も弱い84.1 μMであった。よって、O-メチル化の数と阻害活性の相関が見られた。