ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

コルチコステロンが誘発した神経炎症と酸化的損傷を抑制して、ケルセチンはマウスのうつ様行動を軽減する

Quercetin mitigates depression-like behavior via the suppression of neuroinflammation and oxidative damage in corticosterone-induced mice

要旨:
うつ様行動の評価モデルは、マウスにコルチコステロン(20 mg/kg)を皮下注射して確立した。ケルセチンの投与は、オープンフィールド試験・強制水泳試験・高架式十字迷路試験のスコアを改善して、うつ様行動を軽減した。ケルセチンは、コルチコステロンが海馬にもたらした炎症と酸化ストレスを大幅に改善した。ケルセチンはまた、海馬中のカスパーゼ-3を減少してアポトーシスを抑制するとともに、脳由来神経栄養因子を増大した。