ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ベシフロキサシンの病原性細菌株に対する効力を高めるナノ製剤化と、ケルセチンとの相乗効果

Nano-Formulating Besifloxacin and Employing Quercetin as a Synergizer to Enhance the Potency of Besifloxacin against Pathogenic Bacterial Strains: A Nano-Synergistic Approach

要旨:
黄色ブドウ球菌に対するMIC50値は、フリーのベシフロキサシンが17±1.4 mg/mLであり、金ナノ粒子に担持したベシフロキサシンでは9±0.9 mg/mLであり、ナノ製剤化による抗菌活性の向上を認めた。金ナノ粒子にケルセチンを併用すると、MIC50値は7±0.7 mg/mLに増強され、相乗効果を認めた。また、緑膿菌と大腸菌にも、同様の傾向が示された。