ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンは口腔癌細胞に毒性とアポトーシスを誘発し、転移と薬剤耐性は軽減する

Quercetin induces cytotoxicity and apoptosis, reduces metastasis and drug resistance in oral cancer cells

著作名:
Nan Li
Jun Wang
出典:
Turkish Journal of Biochemistry
2024
49
148-156
DOI:
10.1515/tjb-2023-0003
キーワード:
総説
ケルセチン
口腔癌
上皮間葉転換
小胞体ストレス
アポトーシス
ビンクリスチン
要旨:
ケルセチンが口腔癌細胞に効力を示した論文5件を取上げ、作用機序を論じた総説。ケルセチンの役割は、1) 上皮間葉転換の阻害による転移の抑制、2) ミトコンドリアへの直接作用もしくは小胞体ストレスの誘発によるアポトーシス、3) ビンクリスチンの活性増強の3点に集約される。