ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ミトコンドリアと小胞体におけるシグナル伝達経路を介して、ケルセチンはヒト由来口腔癌細胞SASにアポトーシスを誘導する

Quercetin induced apoptosis of human oral cancer SAS cells through mitochondria and endoplasmic reticulum mediated signaling pathways

要旨:
ヒト由来口腔癌細胞SASにケルセチンを作用すると、細胞内に活性酸素種とカルシウムが上昇し、ミトコンドリア膜電位が低下した。ケルセチンはまた、Fas・Fasリガンド・Fas関連蛋白質・カスパーゼ-8を増大して、アポトーシスを誘導した。さらにケルセチンは、活性化転写因子ATF-6αおよびATF-6βを増大して、小胞体ストレスも誘導した。