ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

レモングラス(Cymbopogon citratus)中のケルセチンとアピゲニンはHCT-116とPC-3の細胞周期を停止し、ドキソルビシンがラットに誘発した精巣機能不全を改善する

Quercetin and Apigenin of Cymbopogon citratus mediate inhibition of HCT-116 and PC-3 cell cycle progression and ameliorate Doxorubicin-induced testicular dysfunction in male rats

著作名:
Nermien Z. Ahmed
Shaimaa R. Ibrahim
Omar A. Ahmed- Farid
出典:
Biomedical Research and Therapy
2018
5
2466-2479
DOI:
10.15419/bmrat.v5i7.457
キーワード:
レモングラス
ケルセチン
アピゲニン
結腸癌
HCT-116
前立腺癌
PC-3
ラット
精巣保護
動物実験
要旨:
Virto: レモングラス(Cymbopogon citratus)中のケルセチンとアピゲニンは、ヒト由来結腸癌細胞株HCT-116および前立腺癌細胞株PC-3の増殖を阻害した。HCT-116に対するIC50値は、ケルセチンが31.8 μg/mL、アピゲニンが36.0 μg/mLであった。PC-3に対するIC50値は、ケルセチンが11.6 μg/mL、アピゲニンが10.9 μg/mLであった。Vivo: ドキソルビシンで惹起した精巣損傷のモデルラットに、レモングラス抽出物を投与した。その結果、ドキソルビシンが精巣にもたらしたニトロソ化ストレス・炎症・細胞死を軽減して、細胞エネルギーに関するマーカーは上昇した。