ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

酸化亜鉛ナノ粒子がラットに誘発した遺伝毒性と酸化ストレスにおける、ケルセチンとチモキノンの保護効果

Protective Effect of Quercetin and Thymoquinone Against Genotoxicity and Oxidative Stress Induced by ZnO Nanoparticles in the Wistar Rat Model

著作名:
Nuzhat Parveen
Mohammad Abdulkader Akbarsha
A. B. Latif Wani
Mohd Owais Ansari
Fahim Ahmad
G. G. H. A. Shadab
出典:
Mutation Research/Genetic Toxicology and Environmental Mutagenesis
2023
890
503661
DOI:
10.1016/j.mrgentox.2023.503661
キーワード:
酸化亜鉛ナノ粒子
ラット
遺伝毒性
酸化ストレス
ケルセチン
チモキノン
動物実験
要旨:
酸化亜鉛ナノ粒子(300 mg/kg)を投与したラットは、骨髄細胞の染色体試験・小核試験・コメット試験にて遺伝毒性を認めた。また、同細胞中のSOD・カタラーゼ・GSHが減少し、過酸化脂質は増大して、酸化ストレスも誘発した。しかし、酸化亜鉛ナノ粒子と同時にケルセチンとチモキノンとの組合せを投与すると、この様な異常を大幅に軽減して保護効果を認めた。500 mg/kgのケルセチンと18 mg/kgのチモキノンの組合せが、最適な用量であった。