ケルセチンはNLRP3インフラマソームの活性化を阻害して、老齢マウスの認知障害を改善する
Quercetin improves cognitive disorder in aging mice by inhibiting NLRP3 inflammasome activation
- 出典:
- Food & Function
- 2021
- 12
- 717-725
- DOI:
- 10.1039/D0FO01900C
- 要旨:
- 7月齢の老齢マウスの認知障害を、ケルセチンが効果的に改善した。ケルセチンを投与すると、モリスの水迷路試験にて、学習能力および記憶力の改善を認めた。さらに、長寿因子SIRT1の発現を促進し、星状膠細胞の活性化阻害を認めた。ケルセチンはまた、炎症誘導因子(カスパーゼ・IL-1β・IL-18)の発現を抑制し、海馬中のマロンジアルデヒドと活性酸素を低減した。