ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンはNLRP3インフラマソームの活性化を阻害して、老齢マウスの認知障害を改善する

Quercetin improves cognitive disorder in aging mice by inhibiting NLRP3 inflammasome activation

要旨:
7月齢の老齢マウスの認知障害を、ケルセチンが効果的に改善した。ケルセチンを投与すると、モリスの水迷路試験にて、学習能力および記憶力の改善を認めた。さらに、長寿因子SIRT1の発現を促進し、星状膠細胞の活性化阻害を認めた。ケルセチンはまた、炎症誘導因子(カスパーゼ・IL-1β・IL-18)の発現を抑制し、海馬中のマロンジアルデヒドと活性酸素を低減した。