緑膿菌およびエンベロープの形成における、ケルセチンとゲンタマイシンとの併用阻害効果
Study on the inhibitory effect of quercetin combined with gentamicin on the formation of Pseudomonas aeruginosa and its bioenvelope
- 出典:
- Microbial Pathogenesis
- 2023
- 182
- 106274
- DOI:
- 10.1016/j.micpath.2023.106274
- 要旨:
- ケルセチン単独での緑膿菌に対する抗菌活性は比較的弱かったが、ゲンタマイシンとの組合せはFIC指数が0.28~0.53であり、相乗効果を示唆した。また、ケルセチンもゲンタマイシンも単独ではバイオフィルム形成を阻害したが、両者を組合せると抗バイオフィルム活性は増強され、用量依存性を示した。その結果、バイオフィルムの空間構造は完全に破壊され、膜内の生菌数を減少した。