ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

N-アセチルシステインはiNOSを抑制して、ケルセチンが有する結腸直腸癌細胞HT-29およびHCT-116の遊走と浸潤の阻害効果を増強する

N-acetylcysteine improves the inhibitory effect of Quercetin-rich onion extract on HT-29 and HCT-116 colorectal cancer migration and invasion through iNOS suppression

要旨:
ヒト由来結腸直腸癌細胞株HT-29およびHCT-116に、ケルセチン・N-アセチルシステイン・両者の組合せをそれぞれ作用した。3通りの中では組合せが最も強い活性を示し、iNOS・ICAM-1・MMP-2の発現を抑制して、遊走と浸潤を阻害した。バイオインフォマティクス解析の結果、iNOS・ICAM-1・MMP-2は結腸直腸癌の組織で高度に発現しており、予後不良と関連していた。