ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

フィプロニルがラットに誘発した亜急性腎毒性の、ケルセチンとクルクミンによる改善効果

The ameliorative effects of quercetin and curcumin against subacute nephrotoxicity of fipronil induced in Wistar rats

要旨:
殺虫剤フィプロニルを投与したラットは、血中の尿素窒素・クレアチニン・尿酸が上昇し、腎組織ではマロンジアルデヒドが増大し、SOD・カタラーゼ・GPx・GSTは低下した。フィプロニルはまた、糸球体と尿細管に損傷をもたらした。ケルセチン(50 mg/kg)もしくはクルクミン(100 mg/kg)の投与はこの様な異常を軽減し、抗酸化作用に基づく腎保護効果を示した。両者を併用すると、さらに効果的であった。