ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンはオートファジーを促進して、喫煙に伴う歯周炎を軽減する

Quercetin promotes autophagy to alleviate cigarette smoke-related periodontitis

要旨:
Vitro: ヒト歯周靱帯細胞を煙草抽出物で刺激すると、酸化的な損傷と骨分化の阻害を誘発した。ケルセチンの投与は、Beclin-1の発現を上方調節してオートファジーを促進して、酸化ストレスによる損傷を軽減した。Vivo: 煙草抽出物の投与と両側上顎第二大臼歯の結紮にて、喫煙に関連する歯周炎マウスモデルを確立した。ケルセチンを投与すると、酸化ストレスマーカーを軽減して、歯槽における骨吸収を改善した。