ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ニワウルシ葉のメタノール抽出物の化学組成と、酸化ストレス誘導による抗菌活性

Chemical Composition of Ailanthus altissima (Mill.) Swingle Methanolic Leaf Extracts and Assessment of Their Antibacterial Activity through Oxidative Stress Induction

要旨:
ニワウルシ(Ailanthus altissima swingle)葉のメタノール抽出物の主成分は、イソケルセチンとクロロゲン酸であった。ニワウルシ抽出物は、黄色ブドウ球菌・表皮ブドウ球菌・大腸菌・緑膿菌に効力を示し、最小発育阻止濃度は4~72 mg/mLであった。ニワウルシ抽出物はまた、バイオフィルムの形成も阻害し、除去率は67.07%であった。ニワウルシ抽出物は、対照の2~5倍の活性酸素種を菌内に産出し、SODとカタラーゼを減少した。