ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

アルギン酸ナトリウムとセルロース誘導体を基盤とするヒドロゲルへのケルセチンの配合と、局所塗布の評価

Formulation and Evaluation of Hydrogels Based on Sodium Alginate and Cellulose Derivatives with Quercetin for Topical Application

要旨:
ケルセチンを皮膚に送達すべく、局所塗布が可能なヒドロゲル製剤を開発した。アルギン酸ナトリウム・メチルセルロース・カルボキシメチルセルロースのそれぞれを基盤とするヒドロゲルにケルセチンを配合して、得られた製剤の物性を評価した。その結果、メチルセルロース基剤の製剤が最も高い粘度・粘着性・接着性を示した。また、ブタの皮膚を用いるex vivo試験にて、塗布後のケルセチン保持量を比較した。メチルセルロース基剤の製剤が最も高く、アルギン酸ナトリウムの2.6倍、カルボキシメチルセルロースの2.04倍であった。