アルギン酸ナトリウムとセルロース誘導体を基盤とするヒドロゲルへのケルセチンの配合と、局所塗布の評価
Formulation and Evaluation of Hydrogels Based on Sodium Alginate and Cellulose Derivatives with Quercetin for Topical Application
- 出典:
- Applied Sciences
- 2023
- 13
- 7826
- DOI:
- 10.3390/app13137826
- 要旨:
- ケルセチンを皮膚に送達すべく、局所塗布が可能なヒドロゲル製剤を開発した。アルギン酸ナトリウム・メチルセルロース・カルボキシメチルセルロースのそれぞれを基盤とするヒドロゲルにケルセチンを配合して、得られた製剤の物性を評価した。その結果、メチルセルロース基剤の製剤が最も高い粘度・粘着性・接着性を示した。また、ブタの皮膚を用いるex vivo試験にて、塗布後のケルセチン保持量を比較した。メチルセルロース基剤の製剤が最も高く、アルギン酸ナトリウムの2.6倍、カルボキシメチルセルロースの2.04倍であった。