ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

抗酸化作用と抗癌作用を有する、センニンソウ由来の6種のフラボノールおよび新規ケンフェロール配糖体

A novel flavonol glycoside and six derivatives of quercetin and kaempferol from Clematis flammula with antioxidant and anticancer potentials

要旨:
センニンソウ(仙人草、Clematis flammula)葉のエタノール抽出物より、新規化合物であるケンフェロール配糖体を含む、7種のフラボノールを単離した。センニンソウ抽出物は、超酸化物ラジカル消去活性と、NADH酸化酵素を阻害して、抗酸化作用を示した。ヒト由来卵巣癌細胞株A2780に対する抽出物のIC50値は77.0 μg/mLであり、タキソールの76.9 μg/mLに匹敵した。