ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンは卵巣摘出ラットの白色脂肪組織の酸化還元恒常性を改善する

Quercetin improves white adipose tissue redox homeostasis in ovariectomized rats

要旨:
3月齢のラットを卵巣摘出して、閉経のモデルとした。ケルセチンを投与すると、体重の増加は抑制できなかったが、耐糖能と血中コレステロールプロファイルを改善し子宮萎縮を軽減した。ケルセチンはまた、腹膜の白色脂肪組織中のSODとカタラーゼを上昇し、活性酸素種とTNF-αは軽減した。さらに、老化に関連する遺伝子p16INK4aおよびp19ARFの発現も、ケルセチン群が有意に少なかった。