遺伝性フルクトース不耐症における、ケルセチンとルテオリンの有望な治療的役割
The potential therapeutic roles of quercetin and luteolin in hereditary fructose intolerance
- 著作名:
- Jonathan Spiegel
- 出典:
- Medical Hypotheses
- 2023
- 178
- 111139
- DOI:
- 10.1016/j.mehy.2023.111139
- キーワード:
- 総説
- 遺伝性フルクトース不耐症
- ケルセチン
- ルテオリン
- 要旨:
- 遺伝性フルクトース不耐症(HFI)に関する、ケルセチンとルテオリンの効果をまとめた総説。HFIの治療は、フルクトースを摂取しない食事制限に限定されているが、食事制限のみでは内因性のフルクトースの存在に対応できない。ケルセチンとルテオリンが、胃腸フルクトースの取り込みを阻害し、内因性フルクトース産生を阻害することにより、HFIの後遺症を緩和する論文を整理する。また、高フルクトース食に関連する害をケルセチンとルテオリンが軽減する文献にも言及する。