ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

オロポーチウィルス治療薬としてのケルセチン水和物の可能性

Exploring Quercetin Hydrate’s Potential as an Antiviral Treatment for Oropouche Virus

要旨:
現状では、オロポーチ熱の病原体であるオロポーチウィルスに対する治療薬やワクチンが存在しない。同ウィルスに感染したベロ細胞にケルセチンを作用して得たEG50値は、53.5±26.5 μMであった。分子ドッキングの結果、同ウィルスのGc蛋白質とケルセチンとの結合エネルギーは-6.268 kcal/molであった。