ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

乳癌マウスの腫瘍微小環境における、レスベラトロール・クルクミン・ケルセチンの組合せの免疫抑制効果

The effect of resveratrol, curcumin and quercetin combination on immuno-suppression of tumor microenvironment for breast tumor-bearing mice

要旨:
乳癌細胞株4T1を移植したマウスモデルにレスベラトロール・クルクミン・ケルセチンの組合せを投与すると、腫瘍微小環境におけるT細胞の動員を増加し、好中球とマクロファージの蓄積は減少した。組合せはまた、腫瘍浸潤リンパ球の免疫抑制細胞集団への発達を抑制した。別途実施したvitro実験では、組合せは癌細胞内の活性酸素種を有意に上昇して、ミトコンドリア膜電位を低下し、BaxおよびBcl-2の調節によりアポトーシスを促進した。