二酸化チタンナノ粒子の慢性曝露がラットに誘発した脾組織の酸化ストレス・炎症・アポトーシス・病変は、ケルセチンが軽減する
Quercetin Mitigates Oxidative Stress, Inflammation, Apoptosis, and Histopathological Alterations Induced by Chronic Titanium Dioxide Nanoparticle Exposure in the Rat Spleen
- 要旨:
- 二酸化チタンナノ粒子300 mg/kg/dayを90日間継続すると、ラットの脾組織は酸化ストレスにより免疫グロブリンの産生が低下した。また、アポトーシスマーカーと炎症サイトカインの上昇も顕著であった。しかし、ケルセチン50 mg/kg/dayにより、この様な異常が軽減され、抗酸化作用と抗炎症作用に基づく保護効果を発揮した。