ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

tert-ブチルヒドロペルオキシドが誘発した酸化ストレス下にて、ルチンとケルセチンはL6筋管のグルコース取込みを促進する

Rutin and quercetin enhance glucose uptake in L6 myotubes under oxidative stress induced by tertiary butyl hydrogen peroxide

要旨:
L6筋管細胞をtert-ブチルヒドロペルオキシドで刺激して酸化ストレスを惹起すると、活性酸素種が上昇し、グルタチオンは減少した。しかし、ルチンもしくはケルセチンを投与すると、用量依存的な逆転を認め、細胞内での過酸化脂質の生成を抑制した。ルチンとケルセチンはGLUT4(インスリンシグナル伝達カスケードの最下流因子)を活性化して、酸化ストレス下でもL6筋管細胞のグルコース取込みを増加した。