ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

マンゴ(Mangifera indica)葉メタノール水抽出物の植物化学・抗酸化作用・解熱作用・抗炎症作用

Phytochemical, antioxidant, antipyretic and anti-inflammatory activities of aqueous-methanolic leaf extract of Mangifera indica

要旨:
マンゴ(Mangifera indica)葉のメタノール水抽出物は、DPPHラジカルを消去して、抗酸化作用を示した。プロスタグランジンで惹起した場合と、腸チフス-パラチフスワクチンで惹起した場合の2種類の発熱モデルウサギにて、マンゴ葉抽出物は解熱作用を発揮した。また、アラキドン酸で惹起した急性炎症と、ホルマリンで惹起した慢性炎症の2種類の炎症モデルラットにて、マンゴ葉抽出物は耳の腫れ(急性)と足のむくみ(慢性)をそれぞれ改善して、抗炎症作用を発揮した。HPLC分析の結果、マンゴ葉抽出物の主成分はマンギフェリン・ケルセチン・イソケルセチンであった。