ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンはメチルグリオキサールとグリオキサールを捕捉して、終末糖化産物の形成を阻害する

Quercetin Inhibits Advanced Glycation End Product Formation by Trapping Methylglyoxal and Glyoxal

著作名:
Xiaoming Li
Tiesong Zheng
Shengmin Sang
Lishuang Lv
出典:
Journal of Agricultural and Food Chemistry
2014
62
12152–12158
DOI:
10.1021/jf504132x
キーワード:
ケルセチン
終末糖化産物
メチルグリオキサール
グリオキサール
求核付加反応
要旨:
ケルセチンは、濃度依存的に終末糖化産物の生成を阻害した。この際、終末糖化産物の前駆体であるメチルグリオキサールおよびグリオキサールが、ケルセチンに捕捉された。すなわち、メチルグリオキサールの80.1%とグリオキサールの50.5%が、1時間以内にケルセチンの6位および8位による求核攻撃を受け、付加体を形成した。生成した付加体の構造は。LC-MSにて確認した。