ケルセチンとモリンを二重担持したナノ構造脂質担体: 製剤化と乳癌細胞株MCF-7に対する細胞毒性
Quercetin and Morin dual drug loaded nanostructured lipid carriers: formulation and in vitro cytotoxicity study on MCF-7 breast cancer cells
- 出典:
- Journal of Dispersion Science and Technology
- 2024
- 45
- 2146-2154
- DOI:
- 10.1080/01932691.2023.2248261
- 要旨:
- 超音波照射法により、ケルセチンとモリンを共担持したナノ構造脂質担体を調製した。粒径は297.6~456.4 nmで、封入効率はケルセチンが84.27±2.1%でモリンが87.11±2.6%であった。製剤からの放出率は、ケルセチンが72.11±3.4%でモリンが81.56±3.6%であった。ナノ製剤のヒト由来乳癌細胞株MCF-7に対する細胞毒性は、フリーのケルセチン単独・フリーのモリン単独・フリーの両者の組合せのいずれよりも優れた活性を示した。